Age30までの金融教育『3ライズ・プログラム』~組織強化にむけた3ステップのご提案~

富士支店運営委員会の「3ライズ・プログラム」についての紹介
[金融リテラシーの向上・組織強化に向けた取組み] ~3ライズ・プログラムの策定に向けて~
昨今、資産形成の選択肢は「貯蓄」だけではなく、老後を見据えた投資や運用など幅広くなっています。そのため、将来に渡って必要となる金融知識は多岐に渡り、これまで実施していた新入組合員・新入社員研修だけでは満足のできる対応が難しくなってきていると、富士支店運営委員会では課題に感じていました。
そこで、若年層を対象に、入社から一定の年数をかけ継続した知識の習得を図ること、さらにはこの取組を通じて各労働組合の組織強化にもつながるよう、新たな資産形成計画『3ライズ・プログラム』を策定しました!!
策定にあたっては、若年層に対し複数回の教育機会を設けている労働組合との意見交換や、時に人事部長等(企業側)との意見交換もさせていただきました。
それらを経て、9~10月の運営委員会で改めて議論・確認し、11月の秋季会員代表者会議にて全体で合意形成のうえ展開することとなりました。
3ライズ・プログラムとは
・これまで様々な労働団体会議で出される「入組以降の組合員との接点強化をしたいが、何から始めたものか」とする悩み
➡多くの組織が、次世代の役員選出と育成にも苦労されている
・金融機関全体の個人向け営業戦略により、消費者は金融商品を知る機会や場所は増えたが、一方で制度は多様/複雑化してしまった
➡早く知り、理解し、始めた人だけが、うまみを得る時代
・今年度からの高校生への金融教育開始により、情報格差が発生
➡組織内でも一つの情報に対し、理解度の差が生まれてしまう?
こうした課題を解決する❝糸口❞に、30歳までの若年層を対象とした『〈ろうきん〉による金融教育(無料)』をキーに、動き出してみませんか、とするご提案です。
【「3ライズ・プログラム」の名称の由来】
コロナからの❝夜明け❞を意味する❝サンライズ❞と、以下で説明する❝3つの社会的課題❞、❝30歳までの3ステップの金融教育❞の「3」にかけて「3ライズ」と名付けました。
1.若年~中堅層(~34歳)勤労者を取り巻く3つの社会課題
現在の若年~中堅層に関する大きな社会問題、社会課題として、以下の3つが挙げられます。
その①「人財の確保/3年離職問題」
その②「資産形成に必要な金融知識の不足」
その③「組織率の低下と属する感覚の低下」

2.課題に対する具体的対応と期待効果
【組織としての具体的対応】
・若年層を対象として、貯蓄/資産形成/ライフプラン/クレサラ等、金融教育機会の設定
・勤務実態にも柔軟に対応しながら、可能な限り面着(同じ場所・時間を過ごす)の機会を設定
・30歳まで途切れない取り組み(プログラム)の体系・定例化により、接点の拡大を図る
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【期待できる効果】
〇同期との交流でストレス軽減
〇失敗や時期を逸してしまう前の情報取得
〇休日を使う必要のない金融取引による時間の有効活用
〇従業員の満足度向上
3.階層別セミナープラン3ステップ(ご提案例)
①金融サービスと貯蓄に係る知識と意識の保有
➡1年目セミナー/収支管理の重要性・天引きによる定額積立の優位性・他社借入の借換え 他
②投資と運用に係る基礎知識 クレサラ・悪徳商法注意喚起
➡2~3年目セミナー/リスク分散の手法・新聞とマーケット情報の見方・クレサラに関する啓もう 他
③ライフプランと税制に係る知識と意識の向上
➡3~5年目セミナー/源泉徴収票の見方と税制・iDeCo/DC加入者教育・住宅取得の準備と注意点 他

最後に
労働組合の若年層の活動の根幹は「学習」と「交流」です。
その内の学習について、学習プログラムを一から構築することは大変です。そこで、まずは〈ろうきん〉が行う金融教育を中心に、複数年(複数回)に渡り実践し、そこへ労働組合としての教育項目を付加していくことで、より厚みを持たせていきたいと考えています。
この「3ライズ・プログラム」を通じて、地域の会員全体の組織強化につなげていく!そういう意気込みで取組みを進めていきます!